ミス事例の情報共有で気をつけること

ミスが発生したら、再発を防止するために情報共有をしておくことが大切です。その際に気をつけていることをご紹介します。

ミス事例の情報共有で気をつけること

WEBサイトの運用においてはミスなく公開まで進めることが前提ではあるものの、ミスが発生してしまうことがあります。
ミスが発生してしまった場合は迅速かつ適切な対応を最優先とし、その起きたミスが次回以降発生しないように原因と対策を明確にしてチーム内で共有することが大切です。
私達ラソナのチームがどのように再発防止策を検討しているかご紹介します。

インシデントの共有

ミスが発生した場合、早急に対応した後、関係部署やチームメンバーとの情報共有を行い、事象を客観的に捉えてありのままを隠さずに共有します。

原因の調査と特定

ミスが起きた原因を特定することは、問題解決の第一歩です。
私達は仕組みが原因と考えるので、個人を追求するのではなく仕組みから変えていきます。
ログの確認や関連するファイルの分析などを通じて、何が問題であったかを把握します。
ミスがどのように起きたのか、人為的エラーなのか?システムやインフラ部分に原因があったのか?など、要因を明確に把握することが重要です。

再発防止策を検討

ミスが起きた原因を明確にし、同様の問題を再発しない為に対策を考えてチームに共有します。確認プロセスの見直しやチェックリストでの項目追加など、今後の運用においてどのようにミスを防ぐのかを検討します。

再発防止策を策定する時はディレクターだけではなく、コーダーにも意見をヒアリングしながら現実的な方法を模索し、最小限の工数で再現性の高いものを意識しながら考案します。
また「気をつける」や「意識する」などの個人の認識に依存するのではなく、業務進行フローに組み込むなどして、仕組み化します。

ミスが発生した時は、ディレクターがミスの発生内容→発生状況と対応→原因・経緯分析→再発防止策をチーム内で共有し、防止策を議論して決定します。チームメンバーで議論することにより共通認識が持てるようになります。

[大規模Webサイト運用] におけるブラウザチェック方法について

[大規模Webサイト運用] におけるコーディングチェック方法について

チェックリストは過去に起きたミスの蓄積を元に構成されています。

ミスの中にはイレギュラーなことが発生することがありますが、いかにイレギュラー性がなくなるか、他案件で同様のことが起こる可能性までなくすことを想定してチェックリストはアップデートしていきます。

まとめ

私たちはミスを学びの機会と捉えています。

過去のミスを記録し、対策がなされているか随時確認をするようにしています。
大規模案件だからこそ繰り返す作業が多く、ミスが起きた場合は共有の場を設けて都度改善策を検討することは、効率面で役に立ちます。

ミスから学んだ教訓をウェブ運用に活かし、さらなる品質向上を図ることが大切だと考えます。
ラソナは大規模サイト運用の経験を通じて得た確かなノウハウで、皆様のサイトの運用をお手伝いします。

多数のマニュアルやガイドライン、数々のデザインテンプレート、コードライブラリ、そして経験豊かなスタッフが揃っています。

「効率化」「標準化」「ガバナンス」など、大規模サイトの運用にお悩みの際はラソナまでご相談ください。